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訪問介護のお仕事 ハッピーエンド

      カーネーション  フラワーショップjyotaさんにて






こんばんは。

今日も一日、お疲れ様でした。

 




私の仕事の体験 「出会いと別れ」です(^_-)

 


「障害者総合支援法」で出会ったNさん。

 

訪問すると

お風呂に入れず

食事も出来ず

暗い部屋でボンヤリとされていました。

 

「助けてー!スパイに狙われてる!」と取り乱し泣かれる事がありました。

「もう死にたい」と言うときも…。

 

食事を提供するとぼんやりとゆっくりと食べ…


体調の良い時は足浴やシャンプーを実施できました。

お部屋の片付けと洗濯は、ヘルパーと一緒に無理のない範囲で。

 



次第に慣れて心を開いてくれるようになり「私、病気になる前は、旅行が趣味で世界中を旅行したんです。貧乏旅行やったけど(笑)また海外に出たいな~。」と穏やかな口調で話してくれました。

 

ワンルームの玄関のドアに各国の絵葉書が沢山、マグネットで留めて飾ってあり


Nさんは、あのドアを開けてまた海外に出たいんだな~。

自由に生きてほしい。


といつも思っていました。

 




回復のきっかけはなんだったのだろう。

 

訪問支援を始めて

1年後には就労移行支援(社会復帰の為の職業訓練学校)に通い出し

その1年後には障碍者雇用で

Tホテルに就職が決まりました。

 

「受付をしているんです。仕事が出来るようになって良かった。海外旅行に行く夢も叶えます。」と溌剌とした声を聞いた時は嬉しくて嬉しくて涙がでました。

 



無理して周りに合わさなくていい。

自分のためだけに過ごす時間を大切にしてほしい。

バランスの良い食生活、お風呂で温まり、腸内環境を整えること。

良い生活の習慣を送って、仕事もオフも楽しめますように。

 

聡明で優しく素敵な女性の利用者様でした。

 

 

こんな「別れ」もある訪問介護、訪問支援のお仕事です。

 

    


  だから現場はやめられない(^ ^)

 






明日も最良の日でありますように





佐土原美千代

      

 

 

障害者雇用