本音


Ayako Hataya


「子育て世代に優しく」という声がある一方で、まだまだ古い価値観が根強く残っている職場もあると語ります。

「子どもがいるというだけで、最初から給料を下げられ、待遇を悪くされたと聞いたこともあります。でも、『じゃあいいです』と言えないんですよね。他がないので…」

結婚後に馴染みのない地域に引っ越したという多喜さんは、仕事探しに苦労したんだとか。だからこそ、当時の学びを娘さんに伝えているといいます。

「うちには娘がいるんですが進路の話題になるたび、どんな環境になっても働いていける武器(技術や資格や特技)は身につけといた方がいい…と話しています」

一人じゃないから大丈夫

最後に、この漫画に込めた想いやメッセージを聞きました。

「私のように結婚して出産…で仕事を辞めるって、社会から切り離されるようで孤独や不安な気持ちになる人もいるんじゃないかなと思いました。でもどこかに手を差し伸べてくれる人もいる、一人じゃないから大丈夫。そう前向きな気持ちになってもらえたらと嬉しいです」